公務員のリアル

公務員は安定しているって本当?【現役公務員が思うリアルな安定要素】

公務員って本当に安定してるの?
公務員は安定って言うけど、 じゃあ具体的に何が安定なの?

確かに「公務員は安定」ってよくいわれるけど、実際のところ何が安定かイメージしにくく、フワフワしてますよね。

現役公務員がズバリ結論を言わせてもらうと、長期的な視点で見れば、公務員は安定しています。

長期的に最低限の生活を送っていく上では、公務員は安定しているといえます。

安定の理由としては、以下の点が大きいです。

  • ボーナス(賞与)が必ず出る
  • 社会的信用度が高い
  • リストラの可能性が極めて低い
  • 年功序列

 

公務員はボーナスを必ず貰えるのは本当? → 本当です

実は公務員のボーナス(賞与)は、法律・条令によって必ず支給されることになっているんです。

こーぼく
こーぼく
国家公務員が法律によって、地方公務員が条例によって支給時期(6月と12月)が決まってるよ!

そしてボーナス(賞与)が景気状況に左右されず支給されるのはものすごく大きいんです。

僕は民間企業で勤めていたこともあるんですが、正直その頃は、いつボーナスが無くなるのか、カットされるのかと内心ビクビクしていました。

大きな会社で働いていようと、いつ経営が悪化するかなんてほとんどの人が予測もつかず、予測がついても(幹部とかでないかぎり)僕みたいな一社員では動きようもありませんでした。悲

なので、公務員になってからは景気状況で心配や不安を抱くということは一切なくなりました。
この不安が取っ払われたのはすごく大きかったです!

ただ、やはりコロナショックのような前例のない大きな景気の波が来てしまうと、多少のボーナスカットはあり得ます。

こーぼく
こーぼく
一般的に、公務員のボーナスは民間企業の水準に合わせて増減するよ!

しかし、微々たるカットで済んでいるのが幸いなところで、大きな痛手になるかと言われるとそうでもありません。

これは今の僕にとっては心の安定剤にもなっているかもしれませんね。笑

決してボーナス額自体は、民間企業と比べても高くはありませんが、永続的に支給されると考えれば、安定性の面で強いです。

公務員の「社会的信用度」は本当に高い

次に、公務員の安定性が高いと挙げられることが「社会的信用度の高さ」です。

例えば、家を購入する時の「住宅ローンの審査」、クレジットカード取得時の「クレジットカード審査」といった、信頼性が要求される時に有利に働きます。

こーぼく
こーぼく
公務員は失業のリスクがないので、ローン審査に優遇されやすいよ!

実際に、このような審査にかかる期間はものすごく早く、スムーズです。
家を持ちたい方には特権ですね。

僕もクレジットカードの審査に関しては驚くほど早かったです。笑

リストラの可能性が極めて低い → 公務員の特権です

公務員はリストラにあう可能性が極めて低いです。

なぜなら、公務員には、倒産や事業整理といった概念がないからです。

なので、そもそも「公務員」に「リストラ」は関連づかないんです。(なんかすごいですよね。笑)

これは「THE 安定」といっても過言ではないくらい。

もちろん、公務員にも分限免職や懲戒免職といったものはあります。
けれど、余程のことをしない限りはリストラにはなりません。

こーぼく
こーぼく
当たり前になっちゃうけど、飲酒運転や犯罪行為は一発アウトだから注意してね!

つまり、真面目に仕事をしていれば身分は保障されるということです。

ちなみに、そういう風潮もあってなのか、真面目な方が非常に多い印象です。

ただ、リストラに代わるものとして、退職を促されたという話もあるらしいですが、僕はまだ聞いたことも見たこともないです。
おそらく相当な理由や職場環境でない限り、そんなことはまずあり得ないので心配はご無用かと!

「年功序列」の定着 → 年功序列の崩壊は嘘

公務員でイメージされやすいものとして、「年功序列」があり、今も安定要素として根付いています。

年齢を重ねるごとに、(成果に関わらず)昇給の幅は大きくなっていきます。
これは今も昔も変わりません。

ただ、評価が良くても少しだけ上乗せ分があるだけだから、そこは少し残念なところ。

これは、年功序列のデメリットだねー。

給与面や仕事面に刺激を望まなければ、そしてこの年功序列が続く限りは、安定性も続きます。

なので、この安定を目指して公務員になって、「成果主義だったじゃないか!」というようなギャップはないので安心してくださいね。笑

もしかすると、公務員もこれからの時代は成果主義の考えが導入されるかもしれませんが、その浸透は(現役の感覚としては)当面先のように感じます…。

まとめ

以上が公務員にとって最も安定している要素になります。

僕自身の感覚としても、公務員になってこれらの安定要素は生活していく上で大きいと感じることが多いです。
(低収入は否めないですが。笑)

実際に他の職員でも、これらの安定があるから公務員になったという人も多いです。

そして、安定要素に対する入職後のギャップもほぼないです

「採用面接では主張しなかったけど、実際のところコレらの理由が大きくて目指したよ!」という人も意外とたくさんいます。

以上、現役公務員の僕が今思う安定と、周りの職員さんが思う安定をまとめてみました。
何が安定かという考えは人によりけりですが、昔と変わらず共通してるところが多いようですね。

 

【おさらい】

公務員の安定要素
  • ボーナス(賞与)が必ず出る
  • 社会的信用度が高い
  • リストラの可能性が極めて低い
  • 年功序列

これからの時代も、公務員はこれら4つの要素から見ると当面先は安定です。
そして景気が悪い時は(収入が極端に減らないので)強いです。

ただリアルなところ、贅沢できるほどの収入ではないので、最低限度の生活が一定に保たれるようなイメージです。
※安定はありますが、最強ではありません

ちなみに、子どもが多い家庭になると収入面では少々辛い面があります。
福利厚生が良いので、手当金や育休の面で補ってる方が多いです。

もし、公務員を目指される方や将来のことを考えている人で、実際のところ何が安定なのかを調べている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 

それでは、またっ!